検証'98

98年度の巨人は、どこに問題があったのか?何が悪いのか?
データを元にいろいろと見ていきたいと思います。
采配などについては、とりあえずおいておきます(^^;


天声G語IndexTopPage


守備力強化と言われていたが・・・
 キャンプ中には、守備力を強化し、基本をしっかりしようとうたわれていたが、98年の巨人はいったいどうだったのでしょうか?まずは、エラー数を他球団と比較してみましょう。

チーム名 試合数 刺殺 捕殺 失策 併殺 捕逸 守備率
中日 136 3657 1433 56 106 4 .989
巨人 135 3594 1377 69 126 6 .986
横浜 136 3675 1416 70 128 4 .986
ヤクルト 135 3635 1445 73 109 11 .986
広島 135 3618 1519 88 131 15 .983
阪神 135 3596 1540 89 121 11 .983


 こうしてみると、意外に守備はそんなに悪くないように思えます。もっとも、巨人からヤクルトまでは大した差はないので、そうとも言えませんけど(^^;
 98年の中日は投手力でカバーしてきましたが、それも守備がきちんとしていてこそ、できるものなんですよね。

 それでは、チーム内を見てみましょう。
仁志 敏久 8
元木 大介 7
高橋 由伸 7
清原 和博 6
村田 真一 5
川相 昌弘 5
後藤 孝志 5
ダンカン 4
松井 秀喜 4

 数字だけみると、仁志のエラーが多いような気もしますが、数字に表れないミスを加えると、ダンカンなんかは非常に悪くなるのではないでしょうか?99年は二岡も加わり、内野陣の守備力はアップしそうです。外野は、清水−松井−高橋で、当分の間、安心して見ていられそうです。

捕手が弱点と言われているが?
 さて、長年巨人は捕手が弱点と言われています。とりあえず、成績だけ見てみましょう。他球団の主要捕手と、巨人の選手とを比較してみます。
  試合数 企図数 許盗塁 盗塁刺 牽制刺 阻止率
谷繁(横浜) 133 92 55 37 6 .402
中村(中日) 128 81 48 33 3 .407
古田(ヤクルト) 132 68 38 30 1 .441
瀬戸(広島) 120 53 34 19 4 .358
矢野(阪神) 109 80 54 26 2 .325
村田 真一 106 63 43 20 0 .317
杉山 直輝 36 20 15 5 0 .250
吉原 孝介 25 8 6 2 0 .250
柳沢 裕一 8 2 1 1 0 .500
村田 善則 2 0 0 0 0 ---

 やはり・・といったところでしょうか。チーム別の成績をとっても、5位となってしまいます(阻止率)。村田に頼ってばかりいられないのですが、打撃が悪かったりとか、一長一短で、これ!と言える段階まで来ていないのが実状です。
 ドラフト1位で獲得した、原捕手はどうなったんでしょうか?個人的には、柳沢に期待しております。昨シーズンは故障してしまいましたが・・・。

 ただ、阻止率が悪い=肩が悪い、というわけではないです。というのは、無警戒の場面で走られる場面が目に付くからです。逆に相手が動いてくるのを察知して、はずしてアウトにするという場面が、他球団に比べて少ない。

スピード&チャージはどうした!?
 巨人のキャッチフレーズは、「スピード&チャージ」です。が、昨年はそれを感じることができませんでした。数字で見てみましょう。
中日 91
広島 86
横浜 63
ヤクルト 56
巨人 54
阪神 28
 阪神の28はおいといて、やはりもう少し走ってもらいたいところですね。
次に、チーム内の盗塁数を見てみましょう(主な選手)。
名前 盗塁数 盗塁死数 成功率
仁志 敏久 17 10 .630
清水 隆行 16 6 .727
高橋 由伸 3 2 .600
元木 大介 3 2 .600
松井 秀喜 3 5 .375
後藤 孝志 3 1 .750
 仁志は、故障がなければ、もう少し走っていたでしょう。盗塁数17は、石井琢、緒方に次ぐ3位です。出塁率(.345)を高めたいところです。清水もセリーグで5番目の成績です。仁志と1つ差だとは意外でした。

 が、高橋の3という盗塁数は、少ないでしょう。まぁ、打順の兼ね合いもあるでしょうけど、元木と同じというのは・・・(^^;高橋が最低10盗塁ぐらいしていけば、攻撃に厚みが増しそうです。
 さらに、今年は二岡も加入し、ファームにも走れる選手はいっぱいいます。山田や佐々木、堀田・・・。
投手王国再建なるか!
 98年は、投手陣が崩れました。ヒル*ンは論外として、河原もキャンプ中はよかったのですが。チョ&ガルベスが抜けたこともあり、苦しいシーズンでした。





















斎藤 雅樹 23 4 1 10 7 0 588 132 13 40 93 56 50 3.08
ガルベス 18 7 0 9 7 0 563 136 10 39 85 57 49 3.21
桑田 真澄 27 7 1 16 5 0 762 197 17 46 116 88 82 4.08
チョソンミン 15 6 3 7 6 0 538 96 4 34 83 36 32 2.75
入来 祐作 30 1 0 7 2 0 778 70 9 38 99 39 39 3.58
三沢 興一 43 0 0 3 5 3 375 87 7 37 53 43 35 3.84
槙原 寛己 36 1 1 6 4 18 600 67 12 23 77 39 36 3.98
西山 一宇 49 0 0 4 3 4 571 75 4 20 67 24 22 2.48
岡島 秀樹 14 0 0 3 6 0 333 61 7 32 54 31 30 4.33
小野 仁 15 0 0 2 7 0 222 66 7 29 40 35 34 5.19
岡田 展和 35 0 0 1 2 0 333 37 6 14 35 19 17 3.89
平松 一宏 29 0 0 0 2 0 000 35 4 16 32 19 18 4.81
河野 博文 27 0 0 3 0 1 1.000 15 2 15 20 10 7 2.42
野村 貴仁 24 0 0 1 4 4 200 19 2 18 23 11 11 5.03
川口 和久 17 0 0 0 0 0 - 15 1 9 9 8 7 4.61
金石 昭人 13 0 0 0 2 2 000 20 2 6 6 15 8 5.68
南 真一郎 9 0 0 0 0 0 - 14 2 5 5 6 6 5.23
榎 康弘 5 0 0 1 0 0 1.000 9 1 3 0 10 10 19.29
柏田 貴史 2 0 0 0 0 0 - 1 0 0 0 0 0 00
木村 龍治 2 0 0 0 0 0 - 3 1 1 2 2 2 9.00
佐藤 充 2 0 0 0 0 0 - 3 0 1 3 3 3 13.50

 やはり世代交代でつまづいている部分があるようです。小野&岡島の両左腕は、そろそろ結果をだしたいところ。防御率で見ると、やはり中継ぎ&抑えは全般的に悪いです。注文をつけるとしたら、やはりここでしょう。桑田も16勝こそしていますが、打線に助けられた部分が大きかったです。

 鹿取コーチによって再生された西山は、復帰後立ち直り、ルーキーの平松も、川口引退後の貴重な左腕として、来年は活躍してくれることでしょう。