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「巨人、大鵬、卵焼き」。 ふた昔ほど前には、当時の子供たちが好きなものとしてこんな言葉 が使われていました。ONの活躍に心をときめかせ、少年野球チーム では「3」と「1」の背番号が取り合いになったそうです。当時の巨人人 気が手にとるようにわかりますね。

何十年もたった今も、相変わらず巨人は「特別な球団」としてその名 を轟かせています。日本で最初のプロ球団、東京が本拠地、絶大な 資金力など、「特別な球団」であり続ける理由はいくらでも見つかり ます。

こちらに訪問される皆様がそうであるように、私もその「特別な球 団」の魅力にとりつかれるように巨人ファンになりました。もっと も私がファンになったのは「必ずしも最強ではない巨人」になった後 ですが・・。

私も人並みに歳をとり、ものの分別がつくにつれて、巨人が「特別 な球団」である必要性に疑問を感じ始めました。果たしてこれから 先も巨人は「特別な球団」として、日本プロ野球の先頭に立ち続ける 必要があるのでしょうか?

こちらの掲示板などでもよく見かけますが、ここ数年のわが巨人軍 のチーム運営は「問題だらけ」としか言いようがありません。即戦力 重視の選手補強、ファームの選手育成力不足、行き当たりばったり の選手起用など、枚挙に暇がありません。

そんな多くの問題の殆どは巨人が「特別な球団」であることに起因しているよう に思えてなりません。他にも要因がいくつもあるのでし ょうが、「特別な球団」が「特別な球団」であり続けようとするが為に かえって血の巡りの悪いチームになってしまっているような気がし てならないのです。

球団に属する全ての人々、マスコミ、そして何より私達ファンが「 特別な球団」であり続けることを無意識に望み、そして巨人を逆に苦しめてしま っているのではないでしょうか?

現在の状況が私の言う通りだと仮定して、ではどうやって是正して いけば良いのでしょうか?もちろん膨大な時間と、大きな力が必要 となることは明白です。しかし、決して不可能なことではないと私 は信じています。

スポーツとはそもそも「同じ条件」のもとにお互いの力と技を競うべ きものです。巨人が今ある優位な立場を何歩も退いて同じスタート ラインに立つ。そこから初めて日本のプロ野球が実りあるものにな り、そして巨人という球団が育っていくのではないでしょうか。
  その為にもまず、私達ファン1人1人が「巨人は特別な球団である」という意識を 捨て、日本全土に広がる「巨人至上主義」の濃度を薄めていくべきだと思うので す。

by Sasさん