ファンのモラルを憂う


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 5月22日、甲子園での阪神−巨人戦でそれは起こった。1点を追う6回表の巨人の攻撃、打者石井の場面である。石井の打球は、レフト桧山の頭上を襲う、大きなレフトフライ。少しあがりすぎたため、桧山は打球に追いつき、フェンス際で捕球体制に。

が、しかし、である。その捕球体制に入り、今まさに捕球せんとする桧山の目の前に、レフトスタンドから、青い紙テープが投げ入れられる。こうなると桧山はたまらない。桧山は何でもないこのフライを落球し、石井はこの間に二塁に。そして、このプレーがきっかけで巨人は同点に追いつく。結局この試合は負けてしまうのだが。

なお、テープを投げ入れれた、この太った男だが、Yahoo!掲示板での情報によると、1度ならず2度試みていた模様である。そして、その後、阪神ファンにボコボコにされたとか。その後の消息は不明。
また一昨年にも、神宮球場での対ヤクルト戦において、何者かが、吉井投手(現メッツ)の目に、レーザー光線を照射するという事件があった。これが原因で、吉井投手は目に残像が残ったようになり、マウンドを降板した。そして、その試合を巨人はものにする。

いったい何が彼らをこういう暴挙に駆り立てるのか?常識では考えられないことばかりである。というより、野球を愛する人であれば、まずこんな事はできないはず。こういう人間は球場へ足を運ぶ資格がない。


 まぁ、これは極端な例ではあったが、普段球場に足を運んだり、TVで観戦していて気にあることがある。それは、メガホンの投げ入れについてである。試合に負けて悔しい気持ちも分かる。特にここ数年、巨人は弱いし、逆転負けも多く、納得できない試合も多い。だがそれとこれとは別の話である。

 私が観戦しに行ったた時に、後ろの席の人が投げたメガホンが、私の頭上を越えて、目の前の人を直撃したこともあった。「メガホンの投げ入れはやめて下さい」という声が響く中で、である。こういう自分勝手な人を見ていると、本当に憤りを感じる。

 また、私のそばに、相手チーム(横浜の進藤)のホームランボールが飛び込んできたことがあった。ホームランボール争奪戦に勝利したのは、小さな子供であった。その子供はうれしそうに両親のいる席へ戻っていき、笑顔を見せていた。が、その時である。

   「捨てろ!!!そんなもの捨てろ!!!!」

 後方からすごい形相したオヤジがその子供に向かって叫び続ける。周りの視線がそのオヤジと子供に注がれる。しかしそれでもそのオヤジは怒鳴り続ける。信じられないものを見た。野球を見に来たんではないのだろうか?


 テープを投げ入れた男とこのオヤジ、そのとった行動こそ大きな違いがあるが、自分勝手という面では共通している。メガホンを投げ入れる人間も同様。 同じファンとして認めたくはない。