これでいいのか?巨人の応援
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今年、巨人戦の中継を見ていて巨人ファンの集まる外野スタンドで、チャンスに「ヒッパレ〜ヒッパレ〜♪」という音楽とともに、白いタオルを振り回して応援している姿を見かけないだろうか?今回はこれに関する、最近の巨人の応援について触れたいと思う。
正直、普通の巨人ファンとっては「そんな事言われても・・・」という気持ちであろうが、現状を知ってほしいために、是非読んでほしい。「ロッテが巨人の応援をパクった!」と勘違いしている人もいるぐらいだから。
最近というか、オールスター前あたりから、巨人の応援がロッテ化してきた。ロッテファン、もしくはマリンスタジアムに足を運んだことのある方であれば、一発で気づいたと思うが。私もそんな一人である。しかし、ほとんどの人は、ちょっと変わったかな?ぐらいにしか感じていなかったと思う。いい気分ではなかったが、応援を新しくしていくために、他球団、外部の応援の一部を取り入れて行くことも必要だと思い、なんとか自分を納得させていた。
が、しかしである。夏場から今にかけて、巨人の応援は、一部を取り入れて・・というレベルではなく、そのものをパクったというレベルになってきている。今話題となっている、チャンス時での白いタオル回し。これは以前からマリンスタジアムで行われてきたものである。
ここで問題になるのは、応援団が、「これは巨人オリジナルです」のようなスタイルをとっているということ。先日、フジテレビの目覚ましTVの中で、応援団は、「これは、大リーグのチームの応援を参考にしました」などといい、巨人軍公式ページには以下のような記述があった。
Q 昨日(30日)の試合で気づいたのですが、白いタオルみたいなものを振ってました。あれは何ですか? (りっちゃん )
A さっそく調べて来ました。東京ドームでの試合中に右翼スタンドで振られているのは、白いタオル、家庭用の普通のタオルです。巨人の応援団「じゃいきち」の代表・加藤慎一さんによると、6月ごろに、加藤さんたちが頭に巻いていたタオルをほどいて振り回したのが、一番最初だったのではなかったかとのこと。その後、顔なじみのファンの間で徐々に広まり、今では多くの人がタオル持参で応援に来ます。
こんな事を言われては、ロッテファンはたまったもんじゃない。逆に、マスコミ側がこういった事を鵜呑みにして報道するため、逆に「ロッテは巨人の応援を真似するな!」と公式ページで巨人ファンに文句を言われる始末・・・。毎試合中継がある巨人戦に対し、中継が皆無のロッテ戦。それに加えて、このような報道。そう勘違いするのも仕方ないといえば仕方ないのだが・・・。
100歩譲って、ここまではよしとしよう。しかし、黙認していられない事が起こった。それは、この間の中日との天王山三連戦において、巨人の応援団がロッテの「チャンスのテーマ」という曲をそのまま使ったこと。
このチャンスのテーマは、ロッテファンにとっては、特別な意味の曲。極端な事を言えば、巨人ファンにとっての「闘魂こめて」阪神ファンにとっての「六甲おろし」。それぐらいロッテファンにとっては思い入れのある曲である。
チャンスのテーマを知らない方は、Let's go Marinesさんのページの「サポーター」のコーナーから試聴することができる。ただし、これは「ややチャンスのテーマ」とのメドレー。最後の部分が問題の「チャンスのテーマ」であるのでご注意を。MP3形式のため試聴には、Winampなどが必要(IE5を入れた方などは、Windowsに標準のメディアプレーヤーでOK)。
このチャンスのテーマは、原曲はあるようだが、今年のオープン戦で今の原型ができあがり、そして「後半のリズム」「歌詞の変更」「エンドレス化」「トランペットのメロディー追加」で現在に至ったとのこと。これを事もあろうに、編曲もせず、そのまま流用し、中日戦で巨人応援団は使った。タオル回しなどは、大リーグを参考にした、などと言い訳できるかもしれないが、こればっかりは言い逃れできないはず。ほとんどロッテオリジナルに近いのだから。
また、中継で巨人ファンのスタンドで「俺達がついているぜ」という横断幕も映るようになった。これは、去年ロッテが屈辱的な18連敗を味わっている中、苦しんでいる選手を励まし、ファンはいつまでも見守っているよ!という気持ちを込めて掲げた、ロッテファンにとってはこれも意味があるものである。しかし、それを・・・。たまたま一緒のフレーズになった、と言われればそれまでだが、チャンスのテーマの流用を考えると、そうは思えないのである。
ロッテの応援も、サッカーの応援を取り入れたものだし、阪神で定着している風船飛ばしも、元は広島ファンの間で行われていたものとか。このように良い物を取り入れ、より良い物を作り出そうという事は自然の流れである。応援に限らず、様々な分野で行われている事であろう。だから、ロッテ化する部分はある程度黙認でき、タオル回しなど、それだけを批判するつもりはない。
たとえば私のこのページも、他のページを参考にして作られているし、面白そうと思った物を自分なりにアレンジして取り入れたりしている。しかしチャンスのテーマは、参考にするというレベルではなく、そのまま流用しているのだ。先ほどの例に当てはめれば、他のホームページのソースをそのままコピーしているようなものである。
巨人はここ数年、他チームの主力を金の力でどんどん獲得し、自分のチームの中から育てた、と言える選手はいない。そういう実状を嘆いているファンも多いと思うが、自分たちの中でオリジナルの応援を作り出そうとせず、他球団の応援を流用する姿は、まさにこの体質とそっくりではないであろうか?しかも、これを「我々が考案した」のように振る舞っているのである。それが一番悲しい部分である。正直、もう私は東京ドームの外野で応援はしたくない。内野でひっそり野球を見たい。中継でタオル回しが映ると、目を背けたい気分である。
なお、最後になるが、マリーンズファンが巨人の応援をどう思っているかについてを、巨人の応援を考えるというページに掲載されているので(1999/9/20現在)、是非目を通してほしい。そして、巨人ファンサイドからも意見を述べてほしい。